アルコール依存症は、段階ごとに異なる症状が現れます。
とくに初期は気づきにくく、次第に生活や健康への影響が強くなるため、注意が必要です。
本記事では、アルコール依存症の症状について紹介します。
▼アルコール依存症の症状
■初期
初期段階では、本人が依存に陥っている自覚がほとんどありません。
ストレス発散や習慣の範囲と思い込み、毎日のように飲酒を続けることが増えていきます。
飲酒量が徐々に増えても問題意識は薄く、周囲も気付きにくいのが特徴です。
■中期
中期になると、飲まないと手が震える・イライラが強まるなど、離脱症状が日常に現れます。
また仕事や家庭でのトラブルも増え、人間関係に影響を及ぼす可能性もあるでしょう。
飲酒によって一時的に気分が安定しても、翌日には強い後悔や不安に苦しむことも多いです。
■後期
後期では、アルコールが生活の中心となり、飲まずに過ごす時間が極端に減ります。
また内臓や脳への影響が深刻になり、慢性肝炎や認知機能の低下をはじめ、幻覚や妄想といった精神的な症状も現れ始めます。
本人の意思だけで飲酒を止めるのが困難な場合が多く、医療的支援が不可欠です。
▼まとめ
アルコール依存症は、初期・中期・後期と進行するごとに症状が深刻化していきます。
症状が悪化すると、周囲とのトラブルだけでなく、身体的・精神的な症状も現れる場合があるため早めの対処が欠かせません。
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