誤嚥の主な症状とは

誤嚥とは、食べ物や飲み物が誤って気管に入り込む状態を指し、高齢者や嚥下機能が低下している方に多く見られます。
症状を放置すると、肺炎や気管支炎などの重大な合併症を引き起こす恐れがあるため、注意が必要です。
今回は、誤嚥の主な症状について紹介します。
▼誤嚥の主な症状
■むせや咳の発生
食べ物や飲み物がうまく飲み込めず気管や気道に入ると、むせや咳が生じます。
これらの症状が頻繁に見られる際は、誤嚥を起こしている可能性が高いです。
ただし、嚥下機能が低下するとむせや咳が出なくなることもあるため、誤嚥を見逃してしまうケースも少なくありません。
■呼吸困難や息切れ
誤嚥により気道が塞がれると、呼吸が苦しくなり息切れが現れます。
とくに高齢者は、症状が急激に悪化することが多く、命に関わる場合があります。
異変を感じたら、速やかに医療機関の受診を検討しましょう。
■食事に時間がかかる
嚥下機能が低下している方は、ひと口ごとの飲み込みに時間がかかりがちです。
そのため、食べ終わるまでにかなり時間がかかることも多くなります。
食事中に何度も口の中で食べ物を動かしていたり、飲み込むのに迷っている様子がある場合は、誤嚥を疑いましょう。
■食欲不振や体重減少
嚥下が困難になることで食事量が減り、栄養不足に陥るケースもあります。
食欲の低下や体重減少は、体力の衰えを招くため、早急に適切な対応を行うことが重要です。
▼まとめ
誤嚥の主な症状として、むせや咳・息切れ・食事に時間がかかる・食欲不振などが挙げられます。
これらの症状は早期に発見し、適切な対応を行うことで重大な合併症を防げるでしょう。
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