バイタルサインとは、生命の維持に欠かせない体の基本的な情報を指します。
とくに、医療や介護の現場では、健康状態の変化を早期に察知するためにも見逃せないサインです。
今回は、バイタルサインの種類について紹介します。
▼バイタルサインの種類
■体温
体温は、体内の温度状態を示す指標であり、感染症や炎症の有無を判断する際に役立ちます。
高熱や低体温の兆候は、体調悪化のサインとして早期の対応が求められるでしょう。
■心拍数
心拍数は、心臓が一定時間内に何回鼓動したかを示す数値です。
通常は1分間に60〜100回程度で、緊張や運動・発熱などによって変動します。
異常な速さや遅さが続く場合は、循環器系の不調を示している可能性があるでしょう。
■呼吸数
呼吸数は、1分間に行う呼吸の回数を示し、酸素供給の状況を把握する目安となります。
安静時は12〜20回が正常範囲とされ、これを基準に異常の有無を判断します。
異常な速さや遅さが続く場合は、循環器系の不調を表してる可能性が高いため、注意が必要です。
■血圧
心臓から送り出された血液が、血管内を流れる際にかかる圧力を血圧と呼びます。
正常値は、年齢や体調によって異なりますが、120/80mmHg前後が基準です。
■意識レベル
意識レベルは、患者の覚醒状態や反応の程度を示す重要な指標となります。
異常が認められた場合、迅速な対応が求められるため、正確な観察が不可欠です。
▼まとめ
バイタルサインは、健康管理の基本指標として、日々の体調把握に欠かせません。
各指標の変化を見逃さないことが、早期発見や適切な対応につながるでしょう。
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